高鍋町は27日、災害発生時に住民一人一人のけがの程度や家の倒壊度などの情報を管理する「被災者支援システム」の運用を始めた。罹災(りさい)証明発行や義援金配分などの迅速化が期待される。システムを開発した、被災者支援システム全国サポートセンター(兵庫県西宮市)の吉田稔センター長による職員研修もあり、吉田さんは「阪神、東日本大震災の教訓を風化させず、南海トラフ巨大地震などの最悪の事態に備えて」と呼び掛けた。
(詳細は28日付朝刊または携帯サイトで)【写真】システムを活用して地図上に西宮市の被災状況を色分けして表示する吉田さん=27日午前、高鍋町役場