西都市南方の住宅が全焼し、焼け跡から子どもとみられる２人の遺体が見つかった火災で、県警は２２日朝から現場の実況見分を行い、火元などを調べている。遺体のＤＮＡ型鑑定も進め、身元の特定を急いでいる。

　火災は２１日午後７時２５分ごろ、会社員井上耕一さん（６０）方で発生し、住宅や倉庫を全焼した。約３時間後に鎮火し、２人の遺体が発見された。

　西都署によると、井上さんと同居する長女夫婦の次男で穂北小４年の黒木獅恩（しおん）君（９）、長女で園児の麻芯惟（まとい）ちゃん（３）の行方が分かっていない。