第２６回宮日音楽コンクール（宮崎日日新聞社主催、同コンクール運営委主管、宮崎銀行、ＵＭＫテレビ宮崎特別協賛、全日空協賛）の最終日は２３日、宮崎市のメディキット県民文化センター・演劇ホールであり、ピアノ部門中学生―一般の審査を行った。宮崎大宮高２年の山元一晟（いっせい）さん（１６）がグランプリ（宮崎日日新聞社賞）に決定。山元さんは全部門の同賞受賞者から１人に贈られる最高賞「ＡＮＡヨーロッパ賞」にも輝いた。本県からの受賞は２０１６年以来４年ぶり。

　審査最終日は５３人が出場。張り詰めた空気の中、日ごろの鍛錬の成果を堂々と発揮していた。中学生以下から選ぶ「みやぎんジュニア特別賞」には、都城市・西小３年の田中豊悠（とよはる）君（９）が選ばれた。

　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、表彰式やグランプリ受賞記念演奏会は行わない。各部門受賞者の喜びの声と、審査員講評を１２月９日付で紹介する。

　他の入賞、入選者は次の通り。（敬称略）

　◇ピアノ部門◇

　【最優秀賞】木村優陽（木花中１年）吉田七星（沖縄県立芸術大４年）片野和紀（宮崎市）

　【優秀賞】野間綾乃（住吉中２年）鶴原壮一郎（福岡・梅光学院高３年）桑原菜々子（桐朋学園大２年）川添悠子（東京都）井ノ上綾香（鹿児島県）

　【優良賞】孝子友萌（都城泉ケ丘高付属中３年）中澤麻央（神奈川・湘南白百合学園中３年）川野百々香（鹿児島・松陽高２年）上原琴音（熊本・宇土高３年）吉田春音（東京音楽大３年）押川憧子（東京音楽大１年）高原梓（鹿児島県）椎原英里奈（小林市）

　【入選】黒木ひより、丸山りな、鵜島妃歩、田頭幸音、松浦あこ、日高陽暉、松尾結依、宮本真祐子、中村朱里、有川夏乃子

【写真】ＡＮＡヨーロッパ賞に決まった宮崎大宮高２年の山元一晟さん＝２３日午後、宮崎市・メディキット県民文化センター