延岡市が２６日に公表した定期人事異動で、役職定年の議会事務局長の後任について、読谷山洋司市長は市長部局の職員に、松田満男議長は同事務局次長にそれぞれ異動の内示をしたことが明らかになった。地方自治法で局長ら議会事務局職員の任免は議長が行うとされているが、読谷山市長は「議会事務局にプロパー職員はいなく市長部局から出向している。どの職位で出向させるかは市長の責務」と正当性を強調。病気療養中の松田議長の代理で対応した早瀨賢一副議長は「（発令の）４月１日まで時間があるので、市長には議会の意向を踏まえた柔軟な対応をお願いするしかない」と述べており、同一役職に２人内示という混乱収拾の見通しは立たない。

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【写真】読谷山洋司市長と松田満男議長それぞれが内示を出した延岡市議会の議会事務局長職。局長席に誰が座るのか混乱収拾の見通しは立たない＝２６日午後、延岡市議会議場