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一部解体工事始まる 宮崎市の青空ショッピングセンター空き店舗崩壊

2024年5月30日
 老朽化に伴い空き店舗の崩壊が進んでいる宮崎市橘通西2丁目の商店街「青空ショッピングセンター(SC)」で29日、所有者による長屋の一部の解体工事が始まった。市によると、同SCで建物の解体工事が行われるのは初めて。


 工事は同SCの南側の市道に面した空き店舗の一部が対象で、同日は建設業者が、重機などを使って建物を解体するなどしていた。市まちづくり課によると、今回解体されるのはこの部分のみ。それ以外の建物の対応については、所有者の権利関係が複雑に絡んでいることもあり、未定となっている。


 同SCでは昨年7月に長屋の一部が崩壊。所有者が分からない柱などが市道にはみ出したため、市は同8月にそれらを撤去する略式代執行を行っていた。それ以降も崩壊した長屋が市道にせり出しており、市は三角コーンを置いて安全対策を講じていた。


 同課は「市道に面した部分だったので、歩行者などの安全確保につながる対応。このエリアの課題解決に向け、今後も継続して取り組んでいきたい」としている。


(全文は朝刊または携帯サイトで)

【写真】取り壊される「青空ショッピングセンター」の建物=29日午後、宮崎市上野町

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