苦節１８年、宮崎市出身の落語家立川らく兵＝本名・中間剛＝さん（４７）が真打ちに昇進し、先月末、東京都内で披露宴が行われた。破門や亭号はく奪、前座降格…。これまでの道のりは決して平たんではなかった。念願かなった遅咲きの苦労人は「弱い人間だからこそできる落語もある。いつかは歴史に残る『名人』へ」と意気込む。

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【写真】先月末、都内であった真打昇進披露宴であいさつする立川らく兵さん（中央）。右は志らく師匠（らく兵さん提供）