スルメとあたりめの違い
2023年1月10日
スーパーの酒のつまみコーナー。かまぼこにチーズ鱈(たら)、サラミ…。ずらりと並んだ商品を前に思われたことはないだろうか。どちらもイカを開いて干したスルメとあたりめ。何が違う? 基本的には同じだ。
諸説ある中で有力なのが、もともとは「するめ」と言っていたが「する」は「ばくちなどでお金をスル」に通じることから、縁起のいい「あたり」に言い換えたというもの。ただ「するめ」も婚礼の結納品として使う場合「寿留女」と書き、こちらは縁起がいい。
こうした言葉の験担ぎは「言霊信仰」によるものだ。あす11日の「鏡開き」もそう。年神(としがみ)様に供えた餅に刃を入れて「切る」のは失礼に当たる。そのため木槌(きづち)で割るのだが「割る」も言葉としてはよくない。それで、運が開けるように「鏡開き」と言われるようになった。
その”開いた”餅。主に汁粉や雑煮などに入れて使う。ちなみに地域によっては雑煮にスルメを入れるところもある。お金のことを「お足」ともいい、イカは足が多いことから、お金に困らないとされる。年神様が宿る鏡餅と、お金に恵まれるとされるイカが入った雑煮なら、縁起の良さも格別か。
今は多くの「鏡餅を使った料理」がネットなどで紹介されている。宮日生活情報紙「きゅんと」の1月5日号にも特集が組まれている。鏡開きをもって一連の正月行事も終わり。その締めくくりとして、例年とは違う鏡餅料理に挑戦してみるのもいいだろう。
諸説ある中で有力なのが、もともとは「するめ」と言っていたが「する」は「ばくちなどでお金をスル」に通じることから、縁起のいい「あたり」に言い換えたというもの。ただ「するめ」も婚礼の結納品として使う場合「寿留女」と書き、こちらは縁起がいい。
こうした言葉の験担ぎは「言霊信仰」によるものだ。あす11日の「鏡開き」もそう。年神(としがみ)様に供えた餅に刃を入れて「切る」のは失礼に当たる。そのため木槌(きづち)で割るのだが「割る」も言葉としてはよくない。それで、運が開けるように「鏡開き」と言われるようになった。
その”開いた”餅。主に汁粉や雑煮などに入れて使う。ちなみに地域によっては雑煮にスルメを入れるところもある。お金のことを「お足」ともいい、イカは足が多いことから、お金に困らないとされる。年神様が宿る鏡餅と、お金に恵まれるとされるイカが入った雑煮なら、縁起の良さも格別か。
今は多くの「鏡餅を使った料理」がネットなどで紹介されている。宮日生活情報紙「きゅんと」の1月5日号にも特集が組まれている。鏡開きをもって一連の正月行事も終わり。その締めくくりとして、例年とは違う鏡餅料理に挑戦してみるのもいいだろう。