「生け垣」あと三つ
2023年3月16日
竹を熱すると、稈(かん)(幹)の中の密閉された空気が膨張し、小気味よい音を立てて破裂する。えびの地方の「竹はしらかし」や西臼杵郡の「鬼の目はしらかし」など、いわゆるどんど焼きでおなじみの光景だ。
「破竹の勢い」というと、このように火によって破裂する竹を思い浮かべる方もいよう。実際には竹を割る際に、初めの節をいくつか割れば、後は力を入れなくても一気に裂けるということから来ている。いずれにせよ、止めようがない猛烈な勢いのことをいう。
今まさに破竹の勢いなのが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表だ。中国、韓国、チェコ、オーストラリアと対戦した1次リーグを全勝で通過。このうち2試合は2けた得点だった。日本で行う試合としては最後となる、きょうのイタリア戦に臨む。
本県関係選手の活躍も素晴らしい。戸郷翔征投手(都城市出身、聖心ウルスラ高出)は、初戦の中国戦で五回に登板し、3者連続で三振に。また、12日のオーストラリア戦で先発した山本由伸投手(都城高出)は4回を1安打無失点、8奪三振と危なげないピッチングを見せ、地元の期待に応えた。
「破竹の勢い」に直訳の英語はないが、近いもので「九つの生け垣をも跳び越える勢い」というのがあるそうだ。今大会の侍ジャパンに生け垣は九つもない。全部で七つ。そのうちの四つは乗り越えた。残りは三つ。その先に3大会ぶりの栄冠が待っている。
「破竹の勢い」というと、このように火によって破裂する竹を思い浮かべる方もいよう。実際には竹を割る際に、初めの節をいくつか割れば、後は力を入れなくても一気に裂けるということから来ている。いずれにせよ、止めようがない猛烈な勢いのことをいう。
今まさに破竹の勢いなのが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表だ。中国、韓国、チェコ、オーストラリアと対戦した1次リーグを全勝で通過。このうち2試合は2けた得点だった。日本で行う試合としては最後となる、きょうのイタリア戦に臨む。
本県関係選手の活躍も素晴らしい。戸郷翔征投手(都城市出身、聖心ウルスラ高出)は、初戦の中国戦で五回に登板し、3者連続で三振に。また、12日のオーストラリア戦で先発した山本由伸投手(都城高出)は4回を1安打無失点、8奪三振と危なげないピッチングを見せ、地元の期待に応えた。
「破竹の勢い」に直訳の英語はないが、近いもので「九つの生け垣をも跳び越える勢い」というのがあるそうだ。今大会の侍ジャパンに生け垣は九つもない。全部で七つ。そのうちの四つは乗り越えた。残りは三つ。その先に3大会ぶりの栄冠が待っている。