マラソンに平和実感
2023年5月23日
コロナ禍の影響で4年ぶりとなったえびの京町温泉マラソンに参加した。高校生らのボランティア総出で復活への意気込みが伝わってきた。激坂と暑さに苦しんだが声援とおもてなしのおかげで快走できた。
地域の大会に出る楽しみの一つは手作り感満載なところ。特にこの大会はスタート前の地元の名司会が好評だ。今回も出走前、「私たちは、途中では待っていませんよ~。必ず最後まで戻ってきてくださいね~」と緩く圧をかけてくる進行ぶりに笑いが起きていた。
緊張をほぐすには笑いが一番。司会の三浦近男さん(75)はえびの市陸上競技協会長。40年以上前の大会発足に携わり第1回から司会を務めてきた。「参加者がにこにこして走りだせるように面白く楽しく、を心がけている。台本なしでその場の雰囲気を見てやっているだけ」
市の一大イベントに成長した大会はこれまで熊本地震や新燃岳噴火などで中止になった年もあった。「田舎道を走るだけの大会なのに皆さんが楽しみにしてくださる。その気持ちを思うと中止は苦渋の判断だった。今年は無事に終了し、やっぱり続けんといかんと心一つになれた大会」だったそうだ。 ちょうどこの日はG7広島サミット閉幕日。来日したウクライナのゼレンスキー大統領の硬い表情は、趣味に興じることのできる日本とかけ離れた現実が世界にあることを思い知るものだった。一瞬にして崩れ去れ得る足元の平和を大切にしなければと思う。
地域の大会に出る楽しみの一つは手作り感満載なところ。特にこの大会はスタート前の地元の名司会が好評だ。今回も出走前、「私たちは、途中では待っていませんよ~。必ず最後まで戻ってきてくださいね~」と緩く圧をかけてくる進行ぶりに笑いが起きていた。
緊張をほぐすには笑いが一番。司会の三浦近男さん(75)はえびの市陸上競技協会長。40年以上前の大会発足に携わり第1回から司会を務めてきた。「参加者がにこにこして走りだせるように面白く楽しく、を心がけている。台本なしでその場の雰囲気を見てやっているだけ」
市の一大イベントに成長した大会はこれまで熊本地震や新燃岳噴火などで中止になった年もあった。「田舎道を走るだけの大会なのに皆さんが楽しみにしてくださる。その気持ちを思うと中止は苦渋の判断だった。今年は無事に終了し、やっぱり続けんといかんと心一つになれた大会」だったそうだ。 ちょうどこの日はG7広島サミット閉幕日。来日したウクライナのゼレンスキー大統領の硬い表情は、趣味に興じることのできる日本とかけ離れた現実が世界にあることを思い知るものだった。一瞬にして崩れ去れ得る足元の平和を大切にしなければと思う。