ラジオのある光景
2023年7月12日
東京都心のど真ん中に山があるというと驚く人もいるかもしれないが、23区内で国土地理院の地図に唯一載る山がある。港区の愛宕山だ。標高はわずか27・5メートル。緑が多くトンネルも通っている立派な山だ。
度々歴史の舞台になったが、近代の歴史で特筆すべきは1925年7月12日、NHKの前身の一つである社団法人東京放送局(JOAK)が、ここから日本で初めてラジオの本放送を始めたことだ。1938年のNHK東京放送会館への移行まで発信したという。
今日は記念日「ラジオ本放送の日」。メディアの多様化で、かつてほどラジオを聴く人は減った。それでも生活に深く浸透していることも実感する。かなり聴く方なので当たっている気がするのだが、いろいろな番組に寄せられるお便りを聞いていると本県の人が目立つ。
個人的な印象だが農家が多い。「ビニールハウスで作業しながら聴いている」と読み上げられると光景が浮かんでくる。港で網の補修をしながら、トラックで配達をしながら、さまざまな仕事の現場でラジオが親しまれているはずだ。ラジオ体操や語学講座で日々の暮らしに欠かせない人もいよう。
今はスマホやパソコンでも聴けるので、災害時には情報収集の手段として大いに活用したい。ちなみに愛宕山と聞くと、県民の多くは延岡市の山を思い浮かべるはず。ここも市内全域をカバーする各放送局の中継局が設置されていて、重要な情報発信拠点だ。
度々歴史の舞台になったが、近代の歴史で特筆すべきは1925年7月12日、NHKの前身の一つである社団法人東京放送局(JOAK)が、ここから日本で初めてラジオの本放送を始めたことだ。1938年のNHK東京放送会館への移行まで発信したという。
今日は記念日「ラジオ本放送の日」。メディアの多様化で、かつてほどラジオを聴く人は減った。それでも生活に深く浸透していることも実感する。かなり聴く方なので当たっている気がするのだが、いろいろな番組に寄せられるお便りを聞いていると本県の人が目立つ。
個人的な印象だが農家が多い。「ビニールハウスで作業しながら聴いている」と読み上げられると光景が浮かんでくる。港で網の補修をしながら、トラックで配達をしながら、さまざまな仕事の現場でラジオが親しまれているはずだ。ラジオ体操や語学講座で日々の暮らしに欠かせない人もいよう。
今はスマホやパソコンでも聴けるので、災害時には情報収集の手段として大いに活用したい。ちなみに愛宕山と聞くと、県民の多くは延岡市の山を思い浮かべるはず。ここも市内全域をカバーする各放送局の中継局が設置されていて、重要な情報発信拠点だ。