小さな一歩と大きな飛躍
2023年7月21日
手当たり次第に複数の英和辞典を開いて「leap(リープ、跳躍)」を引くと、かなりの割合でこの例文が載っていた。「……ワン ジャイアント リープ フォーマンカインド」。人類にとっての大きな飛躍―。
そう、人類で初めて月面に降り立った、アポロ11号のニール・アームストロング船長の言葉である。正式には「一人の人間にとって小さな一歩(ワン スモール ステップ)だが、人類にとっては大きな飛躍」だ。降り立ったのは、1969年のきょう7月21日。
NASA(アメリカ航空宇宙局)は、その後72年までに5回、有人月面着陸を行い、最初のアポロ11号を含め計12人の宇宙飛行士を月面着陸させた。最後となったアポロ17号の着陸から約半世紀。人類は再び月を目指す。米国主導の国際月探査計画「アルテミス計画」だ。
今回の計画は月を周回する宇宙基地を建設し、月面に居住施設や探査車を設置するなど、50年前と比べはるかに壮大だ。日本も生命維持に必要な器機の提供などで貢献し「日本人初の月面着陸」も目指す。また、その先には2040年ごろを目標にした有人火星探査構想もあり、宇宙への夢は広がる。
日本では先日の小型固体燃料ロケット「イプシロンS」のエンジンの燃焼試験をはじめ失敗の報が続く。JAXA(宇宙航空研究開発機構)も苦しいだろうが頑張ってもらいたい。あきらめずに重ねた「小さな一歩」の先には必ず「大きな飛躍」が待っていよう。
そう、人類で初めて月面に降り立った、アポロ11号のニール・アームストロング船長の言葉である。正式には「一人の人間にとって小さな一歩(ワン スモール ステップ)だが、人類にとっては大きな飛躍」だ。降り立ったのは、1969年のきょう7月21日。
NASA(アメリカ航空宇宙局)は、その後72年までに5回、有人月面着陸を行い、最初のアポロ11号を含め計12人の宇宙飛行士を月面着陸させた。最後となったアポロ17号の着陸から約半世紀。人類は再び月を目指す。米国主導の国際月探査計画「アルテミス計画」だ。
今回の計画は月を周回する宇宙基地を建設し、月面に居住施設や探査車を設置するなど、50年前と比べはるかに壮大だ。日本も生命維持に必要な器機の提供などで貢献し「日本人初の月面着陸」も目指す。また、その先には2040年ごろを目標にした有人火星探査構想もあり、宇宙への夢は広がる。
日本では先日の小型固体燃料ロケット「イプシロンS」のエンジンの燃焼試験をはじめ失敗の報が続く。JAXA(宇宙航空研究開発機構)も苦しいだろうが頑張ってもらいたい。あきらめずに重ねた「小さな一歩」の先には必ず「大きな飛躍」が待っていよう。