先入観の危険
2023年8月16日
夏休みの時期、ラジオで楽しいのがNHKの子ども科学電話相談だ。いろんな分野の疑問について、各界の専門家が優しく回答。子どもたちの無邪気でいて基本的な質問は、意外と問題の本質を突いてくる。
大人の方が勉強になってるかもしれない。こんな質問があった。「サルがバナナを食べている漫画をよく見るけど、動物園でそういう場面を見たことがないのはなぜ?」。専門家の回答は、動物園では栄養バランスや虫歯予防の配慮から丸々1本は与えないとか。
バナナは甘いので、サルが味を覚えればやみつきになる可能性はある。だから量を制限しないといけない。薬などを混ぜて与えることもあるそうだ。よく見るイメージは「バナナの育つ暖かい土地とそこに住むサルのイメージが結びついたのでは」と推測。いわば先入観。
こんな思い込みや先入観は一般的に刷り込まれていて、例えばウサギとにんじん、クマと蜂蜜もそうらしい。好んで食べるにしても、そればかり摂取するわけではない。なるほどもっと身近なペットでも、イヌと骨、ネコと魚の組み合わせも本当に正しいか、飼い主は一度考えていいかもしれない。
いろんな局面で先入観や固定観念は、判断を誤らせ窮地に陥れる。とりわけ交通事故や自然災害では「自分は事故に遭わない」「台風も地震もここを直撃しない」といった思い込みは人命に関わる。想像力を働かせて最悪の状況を想定するくらいがいいようだ。
大人の方が勉強になってるかもしれない。こんな質問があった。「サルがバナナを食べている漫画をよく見るけど、動物園でそういう場面を見たことがないのはなぜ?」。専門家の回答は、動物園では栄養バランスや虫歯予防の配慮から丸々1本は与えないとか。
バナナは甘いので、サルが味を覚えればやみつきになる可能性はある。だから量を制限しないといけない。薬などを混ぜて与えることもあるそうだ。よく見るイメージは「バナナの育つ暖かい土地とそこに住むサルのイメージが結びついたのでは」と推測。いわば先入観。
こんな思い込みや先入観は一般的に刷り込まれていて、例えばウサギとにんじん、クマと蜂蜜もそうらしい。好んで食べるにしても、そればかり摂取するわけではない。なるほどもっと身近なペットでも、イヌと骨、ネコと魚の組み合わせも本当に正しいか、飼い主は一度考えていいかもしれない。
いろんな局面で先入観や固定観念は、判断を誤らせ窮地に陥れる。とりわけ交通事故や自然災害では「自分は事故に遭わない」「台風も地震もここを直撃しない」といった思い込みは人命に関わる。想像力を働かせて最悪の状況を想定するくらいがいいようだ。