400年に3度の例外
2024年2月29日
「一月往(い)ぬる二月は逃げる三月は去る」。1月から3月にかけては一連の年始行事などでバタバタし、あっという間に過ぎてしまうことをいう。今年は元日の震災のせいで、なおさら短く感じた人もいよう。
この3カ月間を短く感じさせる要因の一つが28日しかない2月である。1、3月のように31日まである月を「大の月」といい、それ以外を「小の月」という。小の月の中でもひときわ短い2月は大の月に比べて3日も短い。「逃げる」とはよくいったものである。
2月が29日まである年を「うるう年」といいその29日を「うるう日」という。うるう年は、4年に1度といわれるが厳密には違う。難しい話は省くが1年は365日ではなく365・2422日であることから、うるう年を設けて補正している。それは400年に97回だ。
つまり、うるう年が400年に100回ならば4年に1度となるが、97回なので3回の例外があるということ。うるう年は2024年のように4で割り切れる年だが4で割り切れる年でもさらに100で割り切れる年は平年となる。何とも複雑だが、次にそれに該当するのは西暦2100年である。
〈閏年(うるうどし)や一日遅き花の春〉とは、正岡子規の句。きょう、うるう日。1日得した気にならないでもないが、足早に過ぎて行く年度末においては焼け石に水といったところだろう。あすからの3月も文字通り、あっという間に去って行き、代わりに春が訪れる。
この3カ月間を短く感じさせる要因の一つが28日しかない2月である。1、3月のように31日まである月を「大の月」といい、それ以外を「小の月」という。小の月の中でもひときわ短い2月は大の月に比べて3日も短い。「逃げる」とはよくいったものである。
2月が29日まである年を「うるう年」といいその29日を「うるう日」という。うるう年は、4年に1度といわれるが厳密には違う。難しい話は省くが1年は365日ではなく365・2422日であることから、うるう年を設けて補正している。それは400年に97回だ。
つまり、うるう年が400年に100回ならば4年に1度となるが、97回なので3回の例外があるということ。うるう年は2024年のように4で割り切れる年だが4で割り切れる年でもさらに100で割り切れる年は平年となる。何とも複雑だが、次にそれに該当するのは西暦2100年である。
〈閏年(うるうどし)や一日遅き花の春〉とは、正岡子規の句。きょう、うるう日。1日得した気にならないでもないが、足早に過ぎて行く年度末においては焼け石に水といったところだろう。あすからの3月も文字通り、あっという間に去って行き、代わりに春が訪れる。