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「難局に力合わせる」大会宣言 三重・志摩で海女サミット 

2024年11月22日18時35分
 海女漁業の振興を目的に「全国海女サミット」が22日、三重県志摩市で開かれた。岩手、石川、長崎など8県と韓国から海女が参加。能登半島地震で被災した石川県輪島市の状況も報告された。「水産資源の減少や後継者不足といった問題は依然として深刻だが、難局を乗り切るために力を合わせていくことを誓う」との大会宣言を採択した。

 東京海洋大の山川紘客員研究員(水産増殖学)が講演。輪島の海女の支援策として、アラメなどの海藻の苗を作り、藻場を育成することを提案した。

 三重大の水木千春准教授(環境科学)は「被災後に漁業を早期再開するための体制づくりが必要だ」と指摘した。
【写真】 三重県志摩市で開かれた全国海女サミットで記念写真に納まる人たち=22日午後