ＪＲ北海道は１８日、釧網線と富良野線で夏を中心に運行する観光列車「ノロッコ号」について、車両の老朽化を理由に２０２５年度限りで終了すると発表した。通常より大きな窓が付いた展望客車を機関車がけん引し、釧路湿原をはじめ北海道の雄大な自然を楽しめると観光客らに人気となっている。

　同社によると、釧網線で１９８９年、富良野線で９８年に運転を開始。客車は導入から４０年以上、けん引する機関車も４５年以上たち、老朽化に加え、使用部品の生産中止も相次いでいるという。

　同社は既に、新たな豪華観光列車「赤い星」「青い星」を２６年春から導入すると発表している。