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輪島の仮設図書館が拡大オープン 「毎週来たい。広くてうれしい」 

2024年12月21日11時09分
 能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市で21日、商業施設の空きテナントを活用した仮設の市立図書館がオープンした。これまでの仮設の場所より広く、約4万5千冊を並べられる。

 午前10時にオープンすると、利用者が続々と訪れ、本を手に取っていた。母親と訪れた小学5年の山崎杏季さん(11)は「生き物や外国の本が好きなので、毎週来たい。広くて、たくさん本を借りられてうれしい」と話した。

 図書館によると、もともと市文化会館に併設されており、元日の地震で被災して休館。5月に市内の道の駅でオープンしたが、従来の図書館で利用できた約6万冊のうち、約千冊しか並べられなかった。
【写真】 石川県輪島市の商業施設で、空きテナントを活用してオープンした仮設の市立図書館=21日午前