2024年12月17日14時34分
住友生命保険は17日、2024年の世相を映した「創作四字熟語」の最優秀作品に米大リーグ史上初の50本塁打、50盗塁を達成した大谷翔平選手を表現した「盗打随一」(当代随一)を選出した。優秀作品9点には日銀がマイナス金利政策を解除した「利子回生」(起死回生)やコメが品薄となった「店店枯米」(天手古舞)が入った。
ほかの優秀作品には、地震や豪雨災害に見舞われた能登半島の「震労浸苦」(辛労辛苦)や闇バイトによる犯罪が相次いだ「闇罪対策」(犯罪対策)も選んだ。
社会を風刺した作品も多く、過去最多の56人が立候補した東京都知事選を「群雄割都」(群雄割拠)、退職代行サービスの需要増を「無言退職」(無芸大食)と表現した。トランプ氏とハリス氏が争った米大統領選は「虎針眈眈」(虎視眈眈)。
日本の快挙を祝い、パリ五輪でメダルを量産したフェンシングの「騎士奮迅」(獅子奮迅)、ドラマ「SHOGUN 将軍」で米エミー賞主演男優賞を受賞した真田広之さんを表す「将真賞米」(正真正銘)も入った。
【写真】 「創作四字熟語」の最優秀作品に選ばれた「盗打随一」=17日午後、大阪市