2024年12月28日07時50分
年末年始の帰省ラッシュが28日、本格的に始まった。各地の駅や空港は多くの人で混み合った。朝には、沿線火災の影響で山陽新幹線の運転見合わせが発生。東海道新幹線も含め、列車の遅れが相次いだ。今回の年末年始は、最大9連休が可能なカレンダーで、観光地などに出かける人も多いとみられ、鉄道や空の便の予約は好調。今後も各地で混雑が見込まれる。
東京・羽田空港は朝から大きな荷物を抱えた家族連れらが行き交い、手荷物検査を待つ大勢の人が列を作った。長崎県・五島列島の実家に家族3人で帰省する東京都多摩市の会社員峰真二さん(64)は新型コロナウイルス禍前以来となる久しぶりの帰省。「おふくろが元気なうちに顔を見せたい。1年遅れの米寿祝いをします」と笑顔を見せた。
日航と全日空によると、28日の羽田発国内線はほぼ満席。東海道新幹線は28日午前、東京発「のぞみ」の席がほぼ埋まった。高速道路各社は年末年始期間(27日~2025年1月5日)に、10キロ以上の渋滞が242回発生すると予測している。
【写真】 沿線火災の影響による新幹線の一時運転見合わせや帰省ラッシュにより、混雑するJR新大阪駅=28日午前8時36分