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24年訪日消費、初の8兆円超 客数3686万人、国際線再開で 

2025年01月15日16時15分
 観光庁は15日、2024年に日本を訪れた外国人の宿泊や買い物などの消費額(速報値)が8兆1395億円だったと発表した。8兆円を超えたのは10年の統計開始後初めて。これまでは23年の5兆3065億円が最高だった。政府観光局が公表した24年の訪日客は過去最多の推計3686万9900人。訪日客に利点が大きい円安に加え、新型コロナウイルス禍で減った国際線定期便の再開が追い風となった。

 訪日客数は1~11月で、コロナ禍前だった19年の3188万2049人を上回り、最多を更新していた。12月は単月として最多の348万9800人だった。

 政府は30年に消費額を15兆円、客数を6千万人に増やす目標を掲げる。大都市に偏る客足の地方分散が課題で、地方空港への就航や高額消費が見込める富裕層の受け入れ環境整備を支援する。

 24年の消費額を国・地域別に見ると、全体の21・3%に当たる1兆7335億円だった中国がトップで、台湾1兆936億円、韓国9632億円。米国と香港が続き、上位5カ国・地域で65・7%を占めた。
【写真】 外国人観光客でにぎわう浅草寺の雷門=15日午後、東京都台東区