タレント中居正広さん（５２）の女性トラブルにフジテレビ社員の関与が報じられた問題で、同局は２３日、事実関係などを検証するため、独立性が担保された第三者委員会の設置を臨時取締役会で決めた。フジテレビは２７日に記者会見を開き、今後の対策などを説明する。同局が１７日に開いた会見は参加者の制限や動画撮影の禁止などが批判を浴びており、事実上の会見やり直しとなる。

　中居さんは２３日、芸能活動を同日付で引退すると公式サイトで発表。「たくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません」とし、トラブル相手に「心より謝罪申し上げます」とおわびした。

　「週刊文春」などは、中居さんが２０２３年６月に女性と性的トラブルになったとの記事を掲載し、トラブルの端緒となった食事会にフジテレビ社員の関与があったと報じた。同局の港浩一社長は一連の報道について今月１７日の会見で釈明したが、説明責任を果たしていないなどと批判の声が噴出。企業が一斉にＣＭを差し替える動きがフジ系列の地方局にも広がる。