１０日午前３時ごろ、浜松市中央区のＪＲ東海道線高塚駅付近で「作業員と貨物列車が接触した」と、ＪＲ東海から１１０番があった。浜松中央署によると、レールの溶接をしていた静岡市清水区の作業員糸井義範さん（４９）が、下りの貨物列車にはねられ死亡した。

　運輸安全委員会は同日、鉄道事故調査官２人を派遣した。

　署やＪＲ東海によると、糸井さんは、ほかの作業員７人と上り線のレールを取り換える作業をしていた。７人にけがはない。署が原因を調べている。

　ＪＲ貨物によると、列車は時速約８０キロで走行していたという。乗務員は１人だった。