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司令部壕、2026年度公開へ 沖縄戦軍中枢、資料も展示 

2024年12月19日17時41分
 首里城(那覇市)の地下に築かれ、太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本陸軍の軍事的中枢だった第32軍司令部壕の保存に向けた県の検討委員会は19日、基本計画の素案を公表した。2026年度に壕の一般公開を始め、遺品や写真資料などの展示施設を今後整備する方針。この日の会合で委員の有識者から出た意見を踏まえ、来年3月に正式な計画をまとめる。

 壕には第1~5坑道があり、総距離は約1キロとされる。素案では、中枢部に近い第1坑道の入り口を26年度に公開する。続いて壕南部に位置する第5坑道を30年度に公開する予定で、坑道の入り口周辺は整備過程を含めて26年度から見学できるようにする計画だ。
【写真】 第32軍司令部壕の保存に向けた県の検討委員会であいさつする沖縄県の玉城デニー知事=19日午後、那覇市