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北海道、パワハラ否定書面提出 看護学院生の自殺巡る訴訟 

2024年12月26日10時58分
 北海道立江差高等看護学院(江差町)の男子生徒=当時(22)=が2019年に自殺したのは教員のパワーハラスメントが原因だとして、遺族が北海道に約9500万円の損害賠償を求めた訴訟で、道側がパワハラを否定する内容の準備書面を函館地裁に提出したことが26日、遺族側への取材で分かった。

 この問題では、北海道が設置した第三者委員会が23年3月、パワハラが自殺につながった可能性があるとの調査結果をまとめ、北海道は同5月、遺族に謝罪した。しかし、遺族側弁護士によると、その後の賠償を巡る交渉の中で自殺との相当因果関係を否定した。