埼玉県羽生市と新座市で５日、住宅火災が相次ぎ、計２人が死亡した。いずれも木造２階建てで、周辺の住宅に大きな被害はなかった。県警は出火原因を捜査している。

　県警や消防によると、午前９時半ごろ、羽生市の内田美代子さん方が燃えていると近隣住民から１１９番があった。全焼し、約２時間後に鎮火したが、焼け跡から１人の遺体が見つかった。内田さんと２人暮らしだった娘と連絡が取れておらず、県警は身元を調べる。

　午前１１時１０分ごろには、新座市の阿部郁朗さん方から出火していると通行人が１１９番した。阿部さんは搬送先の病院で死亡が確認された。同居の妻も搬送されたが、命に別条はないという。