2025年01月08日14時31分
和歌山県の岸本周平知事は8日の記者会見で、防衛力強化の一環として自衛隊や海上保安庁の使用を想定して整備する「特定利用空港・港湾」に関し、国が候補とする南紀白浜空港(同県白浜町)の指定を受け入れる方針を表明した。すでに全国で計28カ所の施設が指定されているが、本州の空港は入っていなかった。
岸本氏は「防災の観点から、自衛隊や海上保安庁との連携を深めるチャンスだ」と強調。指定により、武力攻撃の対象となる懸念を問われると「自衛隊が常駐しておらず、対象になる蓋然性は非常に低い」と指摘した。
2024年12月24日、政府から県に指定への申し入れがあった。