2025年01月10日18時46分
栃木県佐野市議会は10日、21年に市運動公園の指定管理者に選定された企業の関連会社が、金子裕市長が県議時代に顧問料を支払っていたなど選定に疑問があるとして設置した調査特別委員会(百条委員会)を開いた。公募を担当した市職員が、金子氏から市長室に呼ばれ、募集要項に特定の要件を追加するよう指示されていたことが分かった。
百条委の菅原達委員長によると、指定管理者に選定された宇都宮市の「極東体育施設」=破産=から電話で、PFI(民間資金活用による社会資本整備)の実績をアピールされた。後日、金子氏に呼ばれ、応募要件に「PFIの実績」を加えるよう指示されたと証言した。
【写真】 公開された栃木県佐野市議会の百条委員会=10日午前