2025年01月16日10時10分
阪神大震災から30年となるのを前に、JR東海と西日本は15日深夜から16日未明にかけ、大阪府北部を震源とする大地震が起き、新幹線が立ち往生した想定で避難誘導訓練を行った。2社の管轄が分かれる新大阪駅付近で大勢の乗客が車内に閉じ込められた事態に備え、連携して誘導する手順を確認した。
訓練は鹿児島中央発新大阪駅行きの「さくら」が新神戸―新大阪間で緊急停止し、3時間にわたって乗客が取り残された設定で実施。JR西の乗務員が乗客役の人から体調などを聞き取り、駆け付けたJR東海社員らと連携して担架やはしごを使って約50人を最寄りの新大阪駅まで誘導した。
【写真】 JR東海と西日本が行った、緊急停止した新幹線から乗客を避難誘導する訓練=16日未明、JR新大阪駅付近