新聞労連は１７日、平和・民主主義の確立や言論の自由に貢献した記事を表彰する第２９回新聞労連ジャーナリズム大賞に、毎日新聞の「追跡　公安捜査」、河北新報の「『企業版ふるさと納税』の寄付金還流疑惑に関する一連の報道」、信濃毎日新聞の「鍬を握る　満蒙開拓からの問い」の３件を選んだと発表した。優秀賞は、下野新聞、京都新聞、西日本新聞の報道に決まった。

　人権を守り、報道への信頼増進に寄与した記事を表彰する第１９回疋田桂一郎賞は、神戸新聞の連載「なかったことにしたくない―災害時の性暴力」と毎日新聞の「新型コロナワクチン接種を巡る消防職員への人権侵害を追及した一連の報道」が選ばれた。