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震災後のタイムカプセル開封 子どもの作文「伝えるのは義務」 

2025年01月17日19時18分
 兵庫県宝塚市で開かれた阪神大震災の慰霊式で17日、市内の慰霊碑地下に保管されていたタイムカプセルが開封された。1997年に設置したカプセルには同市内の小中学生が書いた作文が入れられており、作文を入れた女性は「震災を経験していない世代が当時の状況を知る役に立てば」と話した。

 市によると、児童や生徒は「宝塚市の10年後、30年後」をテーマに、震災を子どもの目線でとらえた作文を書いた。

 慰霊式では、当時作文に「未来に伝えることは義務だと思います」とつづった、大阪市の歯科医田中千恵さん(40)があいさつし、当時を振り返った。