2025年01月18日16時43分
石川県七尾市で18日、能登半島地震からの復興に向け、住民らが集まり情報交換会を開いた。東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の小野寺憲一震災復興・企画部長(57)が講演で、大震災以降のまちづくりの活動を紹介。「新しいチャレンジを生み出すことが市民の復興感につながる」と訴えた。
住民らでつくる七尾市各地区の「地域づくり協議会」の担当者らが参加。小野寺氏は、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた後の、まちづくりに携わる人材育成やローカルベンチャー事業などの取り組みを伝えた。
人口減少が進む地域では、災害以前の状況まで回復が見込めないと指摘した。
【写真】 石川県七尾市で講演する宮城県気仙沼市の小野寺憲一震災復興・企画部長=18日午前