2025年01月21日11時34分
米海兵隊の輸送機MV22オスプレイが16日の訓練中、沖縄本島西方の伊江島(沖縄県伊江村)周辺の海上に重さ400~450キロの貨物を落下させていたことが21日、県への取材で分かった。けが人や物的被害は確認されていない。
県によると、米軍が島内にある軍の伊江島補助飛行場への物資投下訓練中、予期せぬ風向きの変化によって海上に落下したとの説明が防衛省沖縄防衛局からあったという。
沖縄県の玉城デニー知事は21日の記者会見で「一歩間違えれば重大な事故につながりかねず、周辺住民に不安を与えるものだ。原因究明を求めるとともに、再発防止の要請の検討を進める」と話した。
【写真】 米軍の伊江島補助飛行場=2024年12月、沖縄・伊江島