2025年01月22日16時07分
大阪・関西万博に備え、大阪府警大正署は22日、会場へのシャトルバスに包丁を持った不審者が侵入するテロが起こったとの想定で、訓練を実施した。バスの運行を担う大阪シティバスの職員や警察官ら約50人が参加。乗客の避難誘導や爆発物処理の流れを確認した。
訓練は、大阪市大正区の同社営業所で実施。不審者役が車内で「全員殺したんねん」と叫ぶと、運転手が本社に緊急事態の発生を伝え、乗客役を車外に誘導した。駆け付けた警察官が包丁を振り回す不審者を制圧した。
警察犬が車内に置かれた爆発物を発見し、特殊な防護服を着た機動隊員が安全に処理する手順も確認した。
【写真】 シャトルバス内に置かれた爆発物処理の訓練をする機動隊員=22日午後、大阪市大正区