2025年01月22日18時54分
核兵器禁止条約の発効から4年を迎えた22日、広島市の原爆ドーム前で、市民団体「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」がキャンドルイベントを開いた。「核と人類は共存できない」との英文をキャンドルで作り、集まった市民らが核廃絶と世界の紛争終結を願った。
ろうそくが入った瓶約1500個を地面に並べて火をともした。ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ情勢に「世界戦争の火種を止めよう」とアピールし、原子力発電を含む核利用の危険性を訴える声明を採択。
同会の森滝春子共同代表(85)は「世界情勢は、核戦争が現実味を増し、かつてなく厳しい」と指摘し「広島から世界に思いを伝えよう」と呼びかけた。
【写真】 核兵器禁止条約の発効から4年となり、広島市の原爆ドーム前でキャンドルに火をともす参加者ら=22日午後