2025年01月24日11時37分
日航の鳥取三津子社長は24日、国土交通省を訪れ、昨年12月に国際線で起きた機長と副機長(いずれも当時)による飲酒問題の再発防止策を提出した。問題発覚後、同社は国交省から業務改善勧告を受け「安全管理システムが十分に機能していない」などと指摘されていた。
日航によると、機長らは昨年12月1日のオーストラリア・メルボルン発成田行き便の乗務前日、社内規定を超える量の飲酒をした。乗務前に一時アルコールが検出され、同便は約3時間遅れで出発した。
機長と副機長は当初、口裏を合わせ社内で虚偽の説明をした。規定以上の飲酒だったと判明後も、日航上層部は国への報告事案ではないと判断していた。
【写真】 記者の質問に答えながら頭を下げる日航の鳥取三津子社長=24日午前、国交省