２７日午後３時半ごろ、広島県廿日市市の中国自動車道で、橋梁の工事中に足場が崩れて作業員５人が転落したと１１９番があった。廿日市署によると、男性作業員５人が約２０メートル下に転落し、うち２人が死亡、２人が重傷を負い、１人が軽傷だった。署が詳しい原因を調べている。

　署によると、亡くなったのは会社員年清友浩さん（４９）＝広島県福山市＝と、インドネシア国籍の技能実習生トリス・リズキ・アクバル・レフォルマンシャーさん（２６）＝島根県益田市。重傷は５０代と２０代の男性作業員という。当初は５人のうち４人が意識不明の重体という情報もあった。

　西日本高速道路中国支社などによると、事故は広島県廿日市市吉和にある鷹の巣橋の下り線側で発生。午後３時ごろから足場を組む作業をしていた。