国内外ニュース

空自隊員死亡で和解成立 上司が弔意表明、東京高裁 

2025年01月27日20時25分
 航空自衛隊小松基地(石川県小松市)に勤務していた男性隊員が自殺したのは上司のパワハラが原因だとして、遺族が国に2千万円の損害賠償を求めた訴訟は27日までに、東京高裁で和解が成立した。21日付。遺族の代理人によると、上司が弔意を表明することや、国が解決金を支払うことが和解条項に盛り込まれた。金額は非公表。

 2024年5月の一審東京地裁判決は、上司の言動は業務上必要な指導だったとして、パワハラと認めなかったが、隊を指揮監督する立場にあった別の上司の安全配慮義務違反を認定し、国に100万円の支払いを命じていた。