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元警察共済職員に実刑判決、千葉 住所情報84人分漏えいの罪 

2025年01月28日11時30分
 警察共済組合本部(東京)の年金関係システム端末で得た計84人分の住所などの情報を漏えいしたとして、地方公務員等共済組合法違反の罪に問われた同組合千葉県支部の元職員富川泰興被告(32)に、千葉地裁(西沢恵理裁判官)は28日、求刑通り懲役1年6月の判決を言い渡した。

 起訴状によると、組合本部で年金審査を担当するなどした際、個人住所を教えるとX(旧ツイッター)に投稿。2023年6月~昨年5月、依頼を受けて日本年金機構のシステムで加入者情報を閲覧し、Xで伝えたとしている。

 組合県支部は、内部調査を踏まえて被告を懲戒免職処分にした。国は、業務改善を求める監督命令を組合に出している。