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高台に桜植樹、展望施設も整備 被災の和倉温泉協議会が復興計画 

2025年03月18日18時31分
 能登半島地震で被災した石川県七尾市の和倉温泉の旅館経営者らでつくる協議会は18日、今月策定した復興計画を発表した。高台に復興祈願の桜を植樹するほか、七尾湾や温泉街を一望できる展望施設も整備し、災害時の避難所として機能させる考えを盛り込んだ。今後、計画を実行する法人を立ち上げ、官民連携で整備を目指す。

 策定したのは「和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会」。計画では駅前や和倉港周辺など主要8拠点の将来像を示した。

 18日に都内で開いた発表会で、代表を務める多田屋旅館の多田健太郎社長(48)は「持続可能な温泉地として生まれ変われるかもしれないという希望を持っている」と述べた。
【写真】 復興計画の発表会で記念撮影する多田屋旅館の多田健太郎社長(左から5人目)ら関係者=18日午後、東京都中央区