2024年12月20日11時08分
石破茂首相は20日、参院本会議で2023年度決算に関する審議に臨み、経済成長と財政健全化の両立に関し「デフレを脱却し、新たな経済ステージを目指す。成長型経済を実現し、財政状況の改善を進める」と述べた。
年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」引き上げによる、税収減への自治体の懸念について「地方の首長の心配は十分に理解できる。丁寧に応えていく」と述べた。
審議には加藤勝信財務相や林芳正官房長官らが出席した。自民党は財政健全化の政府方針を問い、立憲民主党は社会保険料負担が生じる「130万円の壁」への対策を求めた。
【写真】 参院本会議で答弁する石破首相=20日午前