2024年12月27日10時14分
政府は27日、2025年度予算案を閣議決定した。防衛費は過去最大の8兆7005億円を計上した。27年度までの5年間で総額約43兆円を投じる防衛力抜本的強化の3年目で、24年度当初比で約7500億円増。反撃能力に活用する長射程ミサイルの配備を25年度内に開始する。
長射程ミサイルは、12式地対艦誘導弾の射程を延ばす「能力向上型」の地上発射型の地上装置などの取得に169億円(契約ベース、以下同)、米国製巡航ミサイル「トマホーク」導入に向け艦艇に発射機能を付ける費用として18億円を充てる。
石破内閣が取り組む自衛官の処遇改善のため、若手自衛官への給付金や航空管制官などへの手当を新設。
【写真】 米ミサイル駆逐艦から発射された、巡航ミサイル「トマホーク」=2011年3月(米海軍提供・ゲッティ=共同)