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サイバー法案、衆院で審議入り 予兆を察知し攻撃無害化 

2025年03月18日13時28分
 サイバー攻撃に先手を打って被害を防ぐ「能動的サイバー防御」導入に向け、関連法案を審議する衆院本会議が18日、開かれた。電気や鉄道など「基幹インフラ」への攻撃の予兆を察知し、警察や自衛隊が攻撃元のサーバーに入り込み無害化する措置を可能にするのが柱だ。本会議には石破茂首相が出席し、質疑。政府、与党は今国会成立に全力を尽くす。

 法案は、政府が通信情報を常時監視し、独立の第三者機関「サイバー通信情報監理委員会」が運用をチェックする仕組みとした。憲法21条が規定する「通信の秘密」との整合性や監視強化への懸念払拭が課題となる。