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杉田氏の対応「党則で判断」 自民幹事長、差別言動巡り 

2025年03月18日18時43分
 自民党の森山裕幹事長は18日の記者会見で、夏の参院選に擁立する杉田水脈元衆院議員を巡り、差別的言動を継続する場合、党則に基づき対応を判断する可能性に言及した。「党の規律を乱す行為」「党員たる品位を汚す行為」「党議に背く行為」のいずれかに該当する場合、党の処分を受けると明記する党則を紹介し「全ての公認候補に通用する。党則にのっとって対応する」と語った。

 自民は8日、杉田氏を参院選比例代表で擁立すると発表した。

 杉田氏は11日付で自身のホームページを更新し、LGBTなど性的少数者のカップルを「生産性がない」と表現して批判を浴びた2018年の月刊誌への寄稿を掲載。「一言で差別主義者とののしられている。切り取り報道が貼り付けたレッテルだ」と主張した。公認候補として認められた後も差別的言動を正当化した形だ。

 森山氏は会見で、杉田氏が過去の言動を反省していると考えるかどうかを問われ「本人の内面の話だ」と発言。「差別は決してあってはならないとの姿勢が基本だ。杉田氏も理解していると思う」とした。