2024年09月21日05時25分
【ニューヨーク共同】米電力大手コンステレーション・エナジーは20日、1979年に炉心溶融事故を起こしたスリーマイルアイランド原発2号機の隣で運転を続け、2019年に運転を停止した1号機の運転再開を計画していると発表した。原子力規制委員会の承認が得られれば、28年に再開する予定。
生成AIのデータセンター用に電力を必要とするマイクロソフトとの間で、同機の全発電量を20年間にわたり供給することに合意したことも明らかにした。
1974年にペンシルベニア州で商業運転を開始した1号機は、安価なシェールガス発電などの台頭で採算が悪化。2019年に運転を停止し、いったんは廃炉方針が固まっていた。
【写真】 米ペンシルベニア州のスリーマイルアイランド原発=2018年4月(Richard Hertzler/LNP/LancasterOnline提供、AP=共同)