2024年12月27日10時16分
政府は27日、2025年度予算案を閣議決定した。宇宙・航空分野には1550億円を計上。基幹ロケット「H3」の高度化や打ち上げ回数を増やす体制を整える。日本も参加する月探査「アルテミス計画」関連で、宇宙飛行士が車内で暮らしながら移動できる探査車や国際宇宙ステーションに生活物資などを運ぶ新型無人補給船の開発も進める。
次世代クリーンエネルギーとして期待される核融合発電の実現に向けた研究開発に206億円を計上。省エネルギーで計算能力の高い次世代半導体の開発や人材育成に50億円を積んだ。
スパコン「富岳」の後継機開発には8億円を充てた。科研費は2379億円で、24年度当初比で2億円増えた。
【写真】 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられるH3ロケット2号機=2024年2月