ジム会長らで組織する日本プロボクシング協会は２０日、東京都内で理事会を開き、来年１月から事前計量制度を導入することを承認した。日本タイトルマッチと同挑戦者決定戦が対象。試合３０日前に規定体重の１２％増以内、２週間前は７％増以内の制限を課し、日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）がオンラインで測定結果をチェックする。現時点では非公表で行い、制限を超過した場合の罰則は設けない。

　近年は試合前日計量の失格多発や、短期間での大幅減量による健康への影響が懸念されている。セレス小林会長は「目安の体重を示すことで、無理な減量を避けることもできるんじゃないか」と意義を強調した。