2025年01月16日18時47分
掛布さんは1月初旬、決定の知らせを受けた時は「実感がなかった」と言う。それが通知式を終えたこの日、携帯電話のメールを見ると「とてつもない数が来ていた。みんなが喜んでくれている。実感が湧いてきた」と、顔をくしゃくしゃにして感激した。
プロ入りから半世紀。「チームメートに恵まれ、球団のサポートがあり、ファンの強烈な声援があった。これらがなかったら今はなかった。家族にも感謝している」と感慨深げに話した。
新たな使命も感じている。阪神大震災から30年。能登半島地震から1年。殿堂入りを「子どもたちを、街を笑顔にする活動をもっとやっていきなさいというメッセージ」と受け止める。
【写真】 掛布雅之さん