2025年01月22日17時53分
ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が22日、横浜市内で記者会見に臨み、世界ボクシング機構(WBO)同級11位の金芸俊(韓国)の挑戦を受ける防衛戦(24日・有明アリーナ)へ向け「やれることを全てやり尽くし、自分の25年の(ボクシング)キャリアを信じて闘う」と力強く語った。
当初対戦が組まれていたサム・グッドマン(オーストラリア)が2度負傷した影響で、試合が1カ月延期された上に相手が11日に急きょ変更された。トラブルが続いたが、31歳のチャンピオンは「長期間かけて体をつくることは、自分にはすごくプラスだった。この調整方法がベストと分かった」と前向きに捉えた。
挑戦者はタフさが自慢で、KO負けがない。井上尚は試合展開について問われると「1回から攻撃的にいくか、ボクシングIQの高さを出すか」と不敵に笑った。
金芸俊はピンクのジャージー姿で会見に出席。顔色も良さそうで「最大のチャンスなので、楽に終わらせるつもりはない。最後まで闘う姿を見せたい」と意気込んだ。
【写真】 防衛戦を前に記者会見する、世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥=22日、横浜市内のホテル