2025年01月28日16時49分
大相撲の大関豊昇龍(25)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=の第74代横綱昇進が29日午前、東京・両国国技館で開かれる日本相撲協会の春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)番付編成会議と臨時理事会で正式に決定する。新横綱誕生は2021年名古屋場所後の照ノ富士以来で令和2人目。モンゴル出身では叔父の朝青龍らに次いで6人目。
決定後、協会は使者を派遣し、東京都台東区の立浪部屋で昇進伝達式を実施。豊昇龍は決意を示す口上を述べる。
豊昇龍は28日、立浪部屋で報道陣に対応した。口上の文言は師匠の立浪親方(元小結旭豊)と話し合って決めたそうで「言わないよ。楽しみに待っていてください。わくわくするのと同じくらい緊張もある」と笑みを交えて語った。
初場所は優勝決定ともえ戦を制し、12勝3敗で2度目の制覇を果たした。初土俵から所要42場所での昇進は年6場所制となった1958年以降初土俵で6番目の速さ。一人横綱の照ノ富士が初場所中に引退したが、32年ぶりの横綱空位は免れた。
【写真】 横綱昇進伝達式を控え、報道陣の取材に応じる豊昇龍=28日、東京都台東区の立浪部屋