2024年12月20日14時42分
【ブリュッセル共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ロシア産ガスを自国経由で欧州に運ぶパイプラインを巡り、ロシアとウクライナの国営ガス会社間の通過契約を延長せず輸送を停止する考えを改めて表明した。ブリュッセルでの記者会見で述べた。
契約は今月末に期限を迎える。ロシア産ガスに依存するスロバキアなどが延長を求めてきたが、ゼレンスキー氏にはウクライナ侵攻を続けるロシアの資源売却収入を削る狙いがある。
ゼレンスキー氏は、ロシアに収入の機会を与えれば戦闘が長引き自国民が犠牲になると強調した。