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ロシア兵3万8千人喪失 ウクライナ越境攻撃5カ月 

2025年01月07日05時11分
 【キーウ、モスクワ共同】ウクライナ軍がロシア西部クルスク州への越境攻撃を始めてから6日で5カ月が経過した。ゼレンスキー大統領は同日、この間にロシアが3万8千人以上の兵力を失ったと主張した。ロシアはクルスクに強力な部隊を配備しており、ウクライナ東部ドネツク州など他の前線に兵力を割り振ることができないと指摘した。

 一方、ロシア通信によると、ロシア国防省が6日に制圧を発表したドネツク州の要衝クラホベにロシア国旗が掲げられた。クラホベはドネツク州南西部で最大の都市。ロシアの軍事専門家は、クラホベ制圧でウクライナ軍はロシアが実効支配する州都ドネツクへのロケット砲などによる攻撃が不可能になり、無人機攻撃の頻度も低下すると主張した。

 ウクライナメディアのウクラインスカ・プラウダは6日、ウクライナ保安局が4日にロシア北西部レニングラード州にあるウスチルガ港を無人機で攻撃したと報じた。バルト海に面したウスチルガ港はロシアの重要な物流拠点。攻撃でガスタンクが損傷したという。